HSPという言葉を聞いたことがありますか? 外部の刺激に繊細・敏感な気質のことで、わたしもHSPの一人です。
3年ほど前、ネット上のHSP診断を受けてみたところ、【中】程度と判定されました。
今日は、そんなわたしのような繊細さんにむけ、おすすめのニンテンドースイッチソフト3選をご紹介します。
癒されるアクションゲーム「星のカービィ ディスカバリー」
あらすじと特徴
文明と自然が融合した新世界に迷い込んだカービィが、拐われた友だちのワドルディを助けるため、新世界で出会ったエフィリンと共に冒険に出る、3DアクションRPGです。
アクションと聞くと、操作が難しい印象もありますが、「星のカービィ ディスカバリー」は初心者でも操作しやすいのが特徴。カメラが固定なので画面が追いやすく、ボタン一つで敵の能力コピー・はき出しなどが操作できるので、ストレスなく物語を進められるなと感じました。
基本、攻撃ボタンを押していれば、最終ステージまでクリアできるほど、アクションが苦手な人でも遊びやすいゲームです。
ぽよぽよ動く3Dカービィの癒し
「星のカービィ」シリーズはニンテンドー64以来のプレイだったのですが、まず目に止まったのはそのかわいさ。ピンク色の丸いカービィが、画面上をぽよぽよと動く姿にとっても癒されます。
拠点となる街で、ワドルディと会話しているシーンや、エフィリンとお昼寝しているシーンなども見れ、物語を進める以外にもカービィのかわいさをたっぷり堪能することができました。
ゲームを進めているうち、つい、ふふっと微笑んでしまうようなかわいらしさに、いつの間にかカービィを好きになっているかもしれません。
ハラハラ&ドキドキが控えめ
アクションゲームにつきものなのが、ハラハラ&ドキドキ。けれどHSPな繊細さんは、そうしたドキドキが苦手な方も多いのではと思います。「星のカービィ ディスカバリー」は、映像・音楽ともにハラハラ&ドキドキ度は控えめだと感じました。
3Dで描かれた新世界のステージはとにかく綺麗で、木々の自然や海、はたまたビルや地下鉄など、ストーリー性のある壮大な景色に目を奪われます。後半のステージになると照明が暗いステージも増えるものの、カービィのかわいさが不安を消し去ってくれるようでした。音楽もステージによってある程度曲が決まっていて、突然大きな音が鳴ったり、せかすように早くなったりすることは無かったです。
タイムアタックやノーダメージクエストもありましたが、無理に挑戦しなくてもよく、のんびり遊んでいるうちにストーリーをクリアしていました。
【Switch】星のカービィ ディスカバリー 任天堂 [HAC-P-ARZGA NSW ホシノカービィ ディスカバリー] 価格:5,860円 |
[Switch] 星のカービィ ディスカバリー (ダウンロード版) ※3,000ポイントまでご利用可 価格:5,915円 |
自然の景色と物語に号泣した「大神」
あらすじと特徴
伝説の大神である白狼アマテラスが、イッスンら仲間たちと共に妖怪たちと戦い、荒廃した世界を蘇らせていく、低難易度のアクションRPGです。
日本神話や日本の昔話がモチーフとされ、水墨画のような和風の3DCGが特徴的。「筆しらべ」と呼ばれるシステムがあり、特定の模様をコントローラで描くことができます。
筆しらべは攻撃だけではなく、謎解きや荒れた木を蘇らせるなど使う機会が多いので、最初はおぼつかなかった操作も、だんだん上手に、そして心地よく・楽しくなりました。
何より、ゲーム自体に難易度は設定されていないため、「筆しらべ」含め、移動や攻撃の操作は難しくありません。最初から最後まで、物語に没頭できるゲームです。
やさしい物語と美観
物語は、大神が白狼・白野威(しらぬい)として蘇るところから始まります。村の守り神として祀られていた白野威像に宿ったアマテラスは、その神木村が深い闇に包まれていることを知り、世界に命と緑を取り戻すため旅に出る――。
一見、波乱万丈な物語の始まりですが、その旅はやさしさで包まれています。旅の途中で出会う、老若男女・時には人間でさえないキャラクターたちと話していると、不思議と心が温まっていくのです。何だか懐かしいような気持ちになりますし、物語の進行上、涙なしでは進められない出会いもありました。
それを彩るのが、水墨画のような和風の3DCG。一言で表すなら「美観」という言葉がぴったり。
決してリアルではないけれど、淡い色で描かれた景色は何度見ても飽きないのに加え、移動や戦闘中も激しい視覚効果がなく、穏やかに遊ぶことができるはずです。
ひとりプレイでも、オトモがいる嬉しさ
繊細さんはひとりでいる時間を好む一方、孤独な寂しさを抱えてしまう一面もあるのではないでしょうか。基本、わたしもゲームはひとりプレイの物を選ぶものの、それでも旅のオトモがいるのは心強く、嬉しいもの。
「大神」では小さな妖精コロポックルのイッスンが、献身的に旅を手助けしてくれます。主人公アマテラスの頭の上でぴょんぴょん跳ねながら、旅で出会うキャラクターたちと威勢のいい江戸っ子のような掛け合いもあり、「こんな友人がいたらな」と思ってしまうくらい、愛着が湧いてしまいました。
物語を進めるとイッスンとのサブストーリーもあるので、オトモの魅力をしみじみ味わえる作品だと思います。
価格:3,210円 |
[Switch] 大神 絶景版 (ダウンロード版) ※2,000ポイントまでご利用可 価格:2,771円 |
510時間以上プレイ中「あつまれ どうぶつの森」
あらすじと特徴
もはや説明不要かもしれません。大人気「どうぶつの森」シリーズの最新作で、無人島に移住した主人公が自由気ままに島暮らしを楽しむ、シミュレーションゲームです。
「あつまれ どうぶつの森」略して「あつ森(どう森)」と呼ばれ、2022年現在、国内だけで1000万本が売れたそう。
その特徴は現実の世界と同じ時間が流れていること。春夏秋冬の木々の移ろいや、日の出・日の入りといった天候、ひな祭りやクリスマスなどのイベントまで、細かく再現されています。ときには現実でも気づけないような他国のイベント、花の開花状況などを知って驚くことも。大人になってもゆるく楽しめるゲームです。
スローライフはどこまでも
「何もないから、なんでもできる」というゲームのキャッチコピーがあるくらい、島での毎日をどう過ごすかはプレイヤーの自由。魚釣・虫取り・住民との会話など、従来のシリーズ作品で慣れ親しんだ動作はもちろん、今作は島全体の地形を整える「島クリエイト」が追加されました。それにより、遊ぶ幅がとことん広がったと感じています。
島全体の景観を整えていくわけですから、お金を貯めて家具を買ったり、材料から家具を作って飾ったり、やることはつきません。一度完成した景観も、手直しすることもあるので、本当に無限大です。
けれど、島クリエイトは急ぐ必要も焦る必要もありません。これまで通りスローライフを楽しんでいいのが「あつ森」のよさ。無人島パッケージを企画したたぬきちに借金を返済するよう言われはしますが、返済期限も決まっていないので、ただのんびり過ごしていても誰にも怒られない。そんな懐の深さが大好きで、発売から2年経った今でも、遊び続けています。
住民と毎日を暮らす
島に暮らす住民はネコやイヌ、ウサギなどの動物たち。性格によって明るい子がいたり、キザな子がいたりと個性があり、毎日顔を合わせているうち、まるで家族のように大切な存在になりました。
住民たちは、決して不快な言葉を発しません。話しかけると「頑張りすぎじゃないか」とか「えらいね」などと褒めてくれます。他愛のない・毒のない会話に、ゲームを起動するたび、ほっとひと安心。「今日は誰と一番に話そうかな」「明日は何をプレゼントしようか」と毎日が楽しみになりました。
【Switch】あつまれ どうぶつの森 任天堂 [HAC-P-ACBAA NSW アツマレドウブツノモリ] 価格:5,630円 |
[Switch] あつまれ どうぶつの森 (ダウンロード版)※3,000ポイントまでご利用可 価格:6,578円 |
2022年になっても、あつ森はTwitterやアプリで交流が盛んに行われています。
「チャット不要」「お礼不要」など条件をつけてアイテム交換をしてくれるユーザさんもいらっしゃり、ぼっち・人見知りのわたしも助かっています。時々、わたしも別名義で島を解放しているので、よければアプリを確認してみてください。