小さな箱庭Diary

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音楽と心の時間旅行

音楽の「曲」は、思い出と深く結びついているようで、いまでもジャズミュージックを聞くと、大学時代に車でドライブをしていた、そのときの夜のにおいが鼻にツンと香ってくるような心持ちになります。

当時、ジャズ研にもちょこっと入部していたため、マイ軽自動車のオーディオプレイヤーにはジャズメドレーCDを入れて、毎日のように聞いていました。「枯葉」「いつか王子様が」「マイ・フェイバリット・シング」など、スタンダード・ナンバーと呼ばれる曲から、ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンストリオのWaltz for Debbyまで。

あたたくも、ほのかに寂しい。そんなセンチメンタルな思いになるのは、音楽の中でもジャズが特筆しているのか、orange pekoの「やわらかな夜」を聞くと、胸が締め付けられるような心持ちにも。

こうした「ふと昔の記憶が蘇ってくる」ことを、メンタル・タイムトラベル(心の時間旅行)と言うそう。意識せずとも、当時の記憶が自然に蘇ってくる――それは音楽だけでなく、日常の匂いや色、景色がきっかけになることもあるかもしれません。

とくに音楽は、懐かしさを思い出させるきっかけになりやすいみたい。頭の中では、音楽を聞くエリアと、感動するエリアとがよく繋がっているそうで、「音楽を聞く→感動する→過去の感動が蘇る」ようになっているのかも。(音楽で鳥肌がたつのはなぜ?~私達に必要不可欠なドーパミン~

いま何気なく聞いている音楽も、数年後に聴くと情景を呼び起こすのでしょう。パソコンに向かいながら聞いたUNISON SQUARE GARDENのアルバム、保育園に迎えに行く途中に耳にしたラジオのテーマソングなどを。

数年後、数十年後に、同じ音楽を「聞く」のが楽しみです。どんな思い出が蘇るのか、伴走者である音楽とともに毎日を旅しながら待ちたいと思います。