小さな箱庭Diary

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【勝手に】クリスマスプレイリストを作って思ったこと

街中に散りばめられたキラキラしたイルミネーション、心が弾むスキップしたくなるようなミュージックソング、プレゼントに浮き足立つ子どもたちとわたし――といえば、そうクリスマスです。

わたしにとって、クリスマスは1年で1番大好きなイベント。2022年のクリスマスはわくわくが止まらず、UNISON SQUARE GARDENの曲を集めた、勝手にクリスマスプレイリストを作りました。

ロックバンドにハマるのも初めてとなれば、プレイリストを作るのも初めて。今日は新年早々ですが、勝手にクリスマスプレイリストを作って思ったことを書きたいと思います。

勝手にクリスマスプレイリスト

まずは完成したプレイリストがこちら▼

  • スノウループ
  • 10% roll, 10% romance
  • 流れ星を撃ち落とせ
  • like coffeeのおまじない
  • たらればわたがし
  • サンタクロースは渋滞中
  • ナノサイズスカイウォーク
  • I wanna believe、夜を行く
  • Miss. サンディ
  • アトラクションがはじまる
  • シャンデリア・ワルツ

11曲、45分。クリスマスパーティをイメージしました。

四苦八苦のプレイリスト作り

そもそも、プレイリストを作ろうなんて思い立ったのは、クリスマスの1ヶ月も前のこと。念願叶って購入したクリスマスツリーを飾ったら、もうクリスマスが待ち遠しくて堪らなくなってしまい――なにかクリスマスの準備がしたいな――という気持ちからでした。

いつもUNISON SQUARE GARDENの曲を聞くときは、アルバムをそのまま再生するか、特別お気に入りの曲をリピートするのが定番で、プレイリストを作るのはライブに行ったときくらい。そんなわたしがプレイリストを作ろうと思っても、一朝一夕ではできません。

アルバムの曲を眺めて、クリスマスパーティらしい曲を選ぶところからスタートしたものの、それらをただ並べるだけでは“違和感”があるのです。リレーのバトンをうまく受け渡せないときのような、微妙なつっかかり。例えば「アトラクションがはじまる」と「mix juiceのいうとおり」を続けて聞いてみると、曲調の差がありすぎるのか、どうにも心地よくないと感じてしまいます。

じゃあ、どんな曲だったら綺麗に繋がるのでしょう? その答えを求め、あーでもない、こーでもないと、UNISONの楽曲を組み合わせ、聴いては止める、止めては続けると、パズルのピースを照らし合わせるような作業が始まりました。

もちろん、参考文献は片時も忘れません。Dr.Izzyのアルバムを聞けば、「アトラクションがはじまる」からは「シュガーソングとビターステップ」へ繋がっている。とても綺麗に、華麗に、心地よく。――もう、この組み合わせしかないんじゃない? と思ってしまいながらも、来る日も来る日もiPhoneのミュージックアプリを酷使し続けました。

コースディナーと食べ放題の違い

そうするうちに、なんとなくどんな曲なら繋がりやすいのかが分かるように。例えば「シャンデリア・ワルツ」は、序盤・中盤・終盤のどの盛り上がりに入れても聞きやすいだとか、「アンドロメダ」からの「フルカラープログラム」のように、バラードからロックナンバーはバトンを渡しやすいだとかです。

もう楽しくなって無我夢中で、「オリオンをなぞる」と「君の瞳に恋してない」と「kaleido proud fiesta」をプレイリストに入れてみると――けれど、なんだか胃もたれしそうなほど、お腹がいっぱいになりすぎることに気づきます。

お腹がいっぱいなことは幸せなことです。何を隠そう、私は焼肉が好きだし、焼肉食べ放題に行くと幸せな心持ちになれます。でも、食べすぎると、しばらくはお肉なんて見たくないと思ってしまう。胸焼けして胃もたれしてお代わりなんか欲しくないと。

UNISON SQUARE GARDENのアルバムの選曲やセトリは――田淵さんのセトリは、あくまでも「コースディナー」であって、「食べ放題」ではないのでしょう。だって、同じアルバムを何度聞いてももう一度聞きたくなるし、ライブに行けば行くほど同じライブに繰り返し行きたくなってしまいます。

その緩急のつけ方と、あるべき場所にある曲の置き方。前菜があって、スープが出てきて、メイン料理が出てきて、デザートがあるコースディナーのように、お腹いっぱいになりすぎません。お腹は満たされ、幸せで胸がいっぱいになるけれど、不思議とまたその一連の流れを味わいたくなる――わたしの作るプレイリストは「食べ放題」なのだと突きつけられました。

本当に顧客が必要だったもの

それでも、わたしなりの「コースディナー」を目指して、バラードの「スノウループ」からパーティーの開始にふさわしいだろう「10% roll, 10% romance」へ、「サンタクロースは渋滞中」だから空を歩く「ナノサイズスカイウォーク」へ、ちょっと治安の悪い曲も入れたいから夜空をイメージした「流れ星を撃ち落とせ」を……などと四苦八苦した三日後、クリスマスプレイリストが完成します。

あとはクリスマス当日にプレイリストをかけようと思っていたところに開催されたのが、そう忘れもしない「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2022」。12月25日というクリスマス真っ最中に行われるフェスということもあって、クリスマス曲――「サンタクロースは渋滞中」や「スノウループ」「スノウリバース」「スノウアンサー」に期待が高まります。

Twitterでも「渋滞中くる?」と賑わっていた最中、UNISON SQUARE GARDENが奏でたセットリストがこちら。

脳裏に「顧客が本当に必要だったものは夏影テールライトだったんだ」と言葉が過ぎります。

顧客が本当に必要だったもの――というのはIT業界におけるシステム開発の姿を風刺したものなのですが(参考:顧客が本当に必要だったもの)、つまりそもそもわたしの考える「クリスマス」とUNISON SQUARE GARDENの考える「クリスマス」は全く違うなんて当たり前のこと。

「ああ〜〜! してやられた〜〜〜!」と妙に悔しいような、嬉しいような心持ちになったものです。クリスマスに「夏影」や「桜」だなんて、田淵さん以外に考えられないでしょう。そしてそれを全身全霊で奏でられるのはUNISON SQUARE GARDENだけに違いありません。

心地いいジェットコースター

田淵さんご自身が常々、「セトリが上手い」と仰られていた意味をようやくクリスマスに再認識したわたしは、それでもクリスマス当日、ちゃんと「勝手にクリスマスプレイリスト」をかけて楽しみました。

もちろん田淵さんのセトリ力に敵うはずがないと分かっていても、それとこれとは別に、手塩にかけて作ったプレイリストは愛おしいもの。自己満足なりに、よいプレイリストができたな、とニマニマしながらクリスマスディナーを味わったものです。

プレイリストを作るのは難しい。だからこそ、UNISONの曲順がキラリと七色に光って見えるようになりました。

それはコースディナーに付け加えるちょっぴりのスパイスがあって、時折まるでジェットコースターのように、「あっ!」と思わぬ方向へ連れていかれる。だけど恐怖はなくて、例えるなら「心地いいジェットコースター」とも言えるでしょう。

何度も乗りたくなってしまうアトラクションのように、何度も味わいたくなるのがUNISON SQUARE GARDEN。クリスマスプレイリスト作りから、その奥深さをしみじみと味わいました。


もし次にプレイリストを作る日が来たら、「心地いいジェットコースター」のエッセンスを少しでも取り入れられたら――と思います。その来るべき日のため、過去のアルバムをしっかり咀嚼したいし、ライブDVDも見たいし、生の音も浴びたい……! 

今年もまた、UNISON SQUARE GARDENのお三方の音をたくさん聴けますように。そして体力おばけなお三方についていけるよう、引き続きリングフィットアドベンチャーを頑張ります……!